鷹山城跡

 今から約600年前、八頭町役場八東庁舎近くの山に「鷹山城(たかやまじょう)」という山城がありました。

 この山城は、大江広元の子孫といわれている丹比(たじひ)氏代々の居城であったと伝えられており、天正9年(1580年)、豊臣秀吉の鳥取攻略の大群が侵入してきた際、城主 丹比孫之丞(たじひまごのじょう)は、秀吉の軍勢に抵抗するだけの力がなかったので但馬に逃れましたが、その後あえなく亡くなったといわれています。

 現在、この山麓には無数の五輪塔がありますが、これは代々鷹山城を守ってきた城兵の墓標であるといわれています。

 鷹山城跡までは急峻な道で登りきるのが大変ですが、機会があればぜひ登山してみてください。

住所
鳥取県八頭郡八頭町北山
施設
・八頭町役場八東庁舎から鷹山城跡(山頂)まで約50分
 ※野生動物の出没と急峻な道に要注意