古民家 太田邸

主屋は明治期に建てられ、随所に拭漆(ふきうるし)で仕上げた建具を用い、精緻な細工を施した調度類を配した贅沢な造りになっています。新建(しんだて)と呼ばれる離れは、昭和初期に曹洞宗管長を迎えるために建てられました。主屋とは趣を異にし、素木の良材を多用して、すっきりとしていながらも上質な造りの建物です。
客を迎える正面の表門に続く門長屋の一角は、大正末期に郵便局開局のあわせて改造されました。当時洋風建築の多かった他局とは異なる和風の外観が目をひきます。「典型的な因幡地方の豪農の近代和風住宅」としてその価値が認められ、2017年に『国登録有形文化財』の認定を受けています。宿泊施設としても利用でき、体験メニューもあります。

住所
鳥取県八頭郡八頭町富枝38番地
電話・FAX
0858-71-0736
リンク
https://ootatei.jp/
備考