講演会「本田實が手掛けた天文台」を開催しました。あわせて八頭町星空フォトコンテストの入賞作品展開催中!
2025年03月06日お知らせ

3月1日(土)あーとふる八頭にて、京都市立芸術大学美術学部 准教授 磯部 洋明氏による講演会「本田實が手掛けた天文台」が開催しました。講演会場には磯部氏や本田實氏に関する資料が展示され、また八東図書館による出張図書館として関連図書の貸し出しが行いました。関連図書には磯部氏や本田實氏に関係する図書だけではく、広く宇宙に関する興味深い本が貸し出されました。

講演の前半は専門の太陽物理学、太陽の爆発やそれに伴う電磁誘導など興味深いお話をされました。1609年ガリレオ・ガリレイの時代から太陽に関するデータを人類が取り続け、その結果現在の天文学が成り立っているなど壮大な物語に興奮を覚えました。宇宙や地球は様々な要因が重なり合っていること神秘的に感じました。
後半は、八頭町出身のアマチュア天文家 本田實氏が深く関わった天文台のある岡山県のハンセン病療養所・長島愛生園についてお話しされました。長島愛生園では当時入所者の方々が太陽黒点などの天体観測を行っていました。ハンセン病の歴史を知るだけでなく、入所者の残した資料や短歌から本田實氏の人柄を感じることができ八頭町民には特に興味深い内容でした。
現在あーとふる八頭にて、今年度行った「星空フォトコンテスト」の入賞作品を展示中です。3月23日(日)まで展示中です。星空保全地域に指定されている八頭町の星空の作品を是非お楽しみください。

